スラロームにおいて○○が「できる」、これはどういうことなんだろう???
その人のそのときの練習の段階において「できる」という意味が次のように異なっ
ているのではないかと思います。

1.パイロン無しでやりたい技の足の形、上体の形が「できる」
2.パイロン無しでやりたい技が「できる」
3.パイロンをつかってやりたい技のが(バランスがいいかは置いておいて)「できる」
4.パイロンをつかってやりたい技のが無駄なくキレイに「できる」
5.ルーチン(コンビネーション)のパーツとして自由に好きなタイミングで(キレイかどうはは別として)組み込める
6.ルーチン(コンビネーション)のパーツとして自由に好きなタイミングでスムーズに(キレイに)組み込める

その他
A.ルーチン(コンビネーション)の構成上無理なく魅せる形で組み込むことができる

例えば僕がフォワードクロスをやるとき、次のような順序で各項目ができる
まで練習しました。

F1.スウィズルで足を前後にずらす
F2.少しずつ足をクロスさせるようにする
F3.気合で足を深くいれて「クロス」させる
F4.そこそこのスピードでクロスできる
F5.パイロンを足をクロスさせてまたげる
F6.15個のパイロンを倒さずに抜けられる
F7.そこそこのスピードで倒さずにクロスして抜けられる
F8.自分の転ばないすれすれのスピードでも安定してクロスで抜けられる

その他気にしているポイント
A1.足を開くときと閉じる時に加速できる
A2.各ウィールについてインアウトおよびセンターをうまく使いこなせてる
A3.滑っていて心地よい(気持ちよい/楽しいと感じる)

一般にフォワードクロスができるというと、F5の段階で「できてる」と言う
と思いますし、自分でも他人に対してはそういいます。この時点でインライン
スケートを知らない一般の通行人などは「すげ縲怐Aなにあれ、足がこんなになっ
てるよ」という感じでしょうか。

一方自分自身について考えてみると、「自分で『できた』と思うとき」は上記
のF7,F8かつA2、A3が実感できたときです。「気持ちよい」というの
は滑っている本人にしか分からない感覚だけど大きなファクターだと思います。
極端な話をすれば、A3が満たされていれば、転びそうで危なっかしいすべり
でも形さえできていればその人にとって「できた」と感じるときなのかもしれ
ません。裏を返せば、僕自身はA3を実感するのがF7,F8、A2を満足し
た時で、しかもそれができたときでなければ自分の滑りに納得いかないという
ことです。

そんなこといったら「できた」といえる人は結構少ないことになる、と言われ
るかもしれませんが、F7,F8、A2、A3を満たしたとき「できた」と
感じるのは僕の感覚なので、ひとそれぞれ基準は変わると思います。ただ、そ
ういうところの違いがありながら同じ「できた」という言葉を使うと時として
誤解を生む場合があるのは事実かな、と思います。何しろ、僕は辛口だと言わ
れるのでそうだと思います。

話は再び私事ですが、実際のところスラロームを始めて3年たったいまでもフォ
ワードクロスがうまくできたと実感できるのはめったに無いことで、今年はま
だ1度しか「できた」と思った記憶がありません。もうここまできたら自己満
足の世界だったり、自分との勝負みたいな感じになりますね。

そうは言っても、つまり、自分で自分の滑りに納得がいかないとかいうことが
あったとしても、自分のすべりをみて「いい」と感じてくれる人がいたら嬉し
いことだと思いますし、そういうすべりができるようになりたいなぁと思って
います。が、まずは自分が楽しいこと前提だとおもいますので、自分なりの
「できた!」または「できる」を追求して続けていきたいですね。

一つ自分にとっての問題点は人前で滑るのが嫌いなことがあり、人が少ないと
気合が入るところでしょうか。これについてはまた別の機会に。